四川省人民政府によると、同省ではこれまで、未だに入村禁止となっているブン川県銀杏郷、草坡郷の13の村以外に、其の他の被災村は全て、衛生疫病防止の専門スタッフによる業務が展開されている。「疫病抑制と法に基づく衛生業務の展開は、被災した全ての人々の避難所や仮の住居に及んでいる。累計8億2300万平米の消毒駆除、7億5583万平米の環境消毒、3万4151匹の家畜類の養殖場の無害化処理および消毒を完了しているという。

　上海に到着した四川震災地の負傷者

　また、震災地で消毒液や消毒粉末をはじめ、使い捨ての点滴器や注射器など大量の医療・衛生用品が社会各界から被災地に届けられ、すでに十分な数量が確保されたものの、（１）消毒用発泡性錠剤やピレスロイド系の低毒速効性殺虫剤・消毒剤、（２）風邪薬、胃腸薬、目薬、眼軟膏剤、皮膚外用薬、（３）マスク、予防衣、靴カバーなど防護用品、（４）呼吸器、X線機器、エコー機器などの診療機器、（５）感染症の診断に関わる医療機器と試薬（６）移動トイレという6品目の医療・衛生用品が急きょ必要となっていると発表した。

　援助物質を運ぶ震災地の住民ら

　民政部（省）が28日12時時点で大地震の犠牲者は６万8109人、負傷者は36万4552人、行方不明者は１万9851人となったと発表した。 

（編集：章坤良　写真：東方ネット）

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