四川大地震の犠牲者に対する全国各民族の深い哀悼の意を表すため、中国国務院は、19日から21日までを全国哀悼の日とすることを発表した。この3日間、中国全国と海外駐在の中国政府機関では半旗を掲げて喪に服し、公的なイベントを停止し、外交部と海外の大使館・領事館には弔問簿が設けられる。全国の国民は19日午後2時28分から3分間の黙祷を捧げ、列車や艦船の汽笛、自動車のクラクション、防空警報が鳴らされる。
中国政府機関では半旗を掲げて喪に服する=19日朝北京天安門
全国哀悼日と決めたことを受け、北京五輪組織委員会は19日から21日までに行われる予定だった浙江省の寧波市と嘉興市、上海市でのリレーを中断し、19日に実施する予定だった寧波市でのリレーを22日に再開すると発表した。
中国地震局はこれまでの観測と測定に基づき、12日の四川ブン川大地震の震度を元のマグニチュード7.8からマグニチュード8に修正すると発表した。12日に起きた中国・四川大地震での死亡者数は3万2500人に達した。最終的な死亡者数は5万人を超える見通し。家屋を失った人は約480万人に上っている。
新華社によると、18日未明に四川省綿陽市江油で起きたマグニチュード(M)6の余震のため3人が死亡、1006人が負傷する被害が出た。
中国共産党中央宣伝部や文化省などの主催する「愛を捧げる」というテーマの大型義捐イベントが18日夜中国中央テレビで生放送された。被災地の人々に全国各地からの愛を伝えるため、会場のステージなどには義捐金提供の場が設けられおり、19日未明まで、計15億元(1元約14円)あまりの義捐金を募集した。
(編集:章坤良 写真:新華社)
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