温家宝首相は14日午後、道路が寸断されて孤立していた震源地の四川省アバ・チベット族チャン族自治州ブン川(ぶん・せん)=さんずいに文=県へヘリで赴いていく。
震源地に到着した救援ヘリ
四川被災地に到着して防災・救援に乗り出した解放軍と武装警察部隊の将兵はすでに4万人以上に達した。13日、軍用ヘリ18機を28回のフライトに使い、被災地へ援助物資12トンを空中投下した。また、警官6000人以上も被災地に到着して地震防災に参加している。
ヘリから撮った震源地の写真=14日
中国国際救援隊と四川、重慶などの地震防災隊はそれぞれ被災地に着き、廃墟の下から人の救いを始めた。広範な幹部や民衆の努力を積み重ねて、四川の被災地で供水、給電、通信の復旧には一定の進展を遂げ、医薬品、食品など援助物資および医療チームも組織と運搬の途中だ。
震源地で救援物質を運ぶ兵士ら
救援者たちがまだブン川など個別の被災の激しい地域に到着していない原因に触れて、温首相は13日夜、今回の大震災によって、一部地域で山崩れが多く発生して、道路交通がせき止められた。また、山が移動して近寄り、道路の補修を難航させている。関連部門がヒトやモノ、機械を多く投入しているものの、作業面積が狭いため、補修作業は全面的に展開できないと分析した。
北川県で指揮する温首相
温首相はさらに、難しさが大きいものの、八方手を尽くし、夜にも補修し、いち早く地震の中心地へ通じる道路を通じさせるとともに、地震防災に参加した部隊と武装警察将兵、警官たちは、空輸、水運、歩行、山越えなどいろいろなルートを通じて、一日も早くブン川など震災の激しい地域に到着するよう要求した。
(編集:章坤良 写真:新華社)
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