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ブン川県で余震180回に    連絡とれない6万人余り
2008 -5 - 13 16:35

 中国地震局によると、四川省ブン(水へんに文)川県でマグニチュード7.8の地震が発生した後、13日午前8時までに、余震は180回に達し、そのうち、マグニチュード5以上の地震は16回で、マグニチュード6以上は2回だった。

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 ブン川県の近く綿竹で救助された小学生

 現在、中国地震局が組織した国家地震緊急対策救援チームがすでに被災地に到着し、13日午前3時20分まで、22人を救い出した。解放軍部隊1300人が13日午後ブン川県に到着し、また、27の省と市からの1000人に上る救助チームが今夜被災地に到着する見通し。

 中国の四川省で起きた大地震で、13日午前1時ころ、震源地のブン川県と初めて連絡が取れた。  

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 13日午前1時15分、四川省アバ州政府の副秘書長で緊急対策弁公室の何ヒョウ(風に炎)主任は、ブン川県共産党委員会の王斌書記と衛星電話で現在の状況について話し合った。

 王書記によると、ブン川県では、多くの家屋が倒壊、または危険の状態にあり、県の中心部ではおよそ3万人が避難しているということ。また、震源地にある臥竜地区等における6万人余りといまだに連絡が取れていないという。  

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 王書記は、「テント、食糧、医薬品、通信設備を緊急に空中投下してほしい。また、負傷者救助のため、医師を派遣してきてほしい」と訴えた。

 ブン川県は四川省の北西部、阿バ州の南に位置する。中心の町、威州鎮は海抜1,326メートルで、四川省の省都・成都から159キロ離れている。同県は東西84キロ、南北105キロで、面積は4,084キロメートル。北緯30°45′ー31°43′、東経102°51′ー103°44′。

 

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ブン川県に到着した解放軍部隊

 同県の西部は主に海抜3,000メートルの山で、南東部の岷江が流れ出るところは海抜780メートル。岷江は県の北部から入り、主に東部地域を88キロにわたって流れる。沿岸地域などが経済の主な中心地で、西部はほぼ未開発。南西部には臥龍パンダの自然保護区やパンダ研究センターなどがある。  

 人口は10万6119人(2005年現在)。うち農業人口は6万6332人(62.5%)。チャン族は人口の34%の3万5千人、チベット族は18.6%の2万人、漢民族は46%の5万人、その他、ホイ族などもいる。チャン族が集まり住む四つの県の一つ。

(編集:章坤良 写真:新華社)

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