日本政府が派遣した国際緊急援助隊の第1陣31人が16日午前、四川大地震の被災地・広元市青川県に到着し、午後から援助活動を展開してきた。援助隊は、約1週間をめどに、生き埋めになっている被災者の捜索・救助作業にあたる。第2陣29人も同日午後、日本を出発する予定。
被災地の青川県に到着した日本援助隊
青川県は四川省の最北部に位置し、成都から約400キロ。多くの住民ががれきの下に生き埋めになっているもようで、救助が追いついていない。 援助隊は消防庁や警察庁、海上保安庁の職員らで構成。生き埋めとなっている被災者を捜索する機材や探索犬は日本から持ち込んだ。
被災地の青川県
中国外務省の秦剛報道官が「日本側のこの行動は、日本の政府と国民の、中国の政府と国民への友好感情の表れだ」と評価した。
四川省へ出発する台湾の援助隊=16日午後
外務省は16日、ロシア、韓国、シンガポールの援助隊も受け入れることを発表した。このうち韓国の援助隊44人は同日午後、成都に向け出発する。韓国政府は18日にテント約1300個、毛布約5000枚の救援物資を送る予定。
(編集:章坤良 写真:新華社)
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