上海を含む中国の国民が19日、地震発生時刻の午後2時28分から列車や艦船の汽笛、自動車のクラクション、防空警報が鳴らされながら、犠牲者に3分間の黙祷を捧げていた。
四川大地震の犠牲者に黙祷する上海市民=19日午後2時28分
四川大地震から丸1週間たった19日、中国で犠牲者を悼む「全国哀悼日」が始まり、北京の天安門広場では国旗の半旗が掲げられたと同時に上海の政府の所在地・人民広場に国旗の半旗が掲げられた。
地震の犠牲者を追悼し、半旗が掲げられた上海人民広場
中国ではこれまで、毛沢東、周恩来、トウ(トウは登におおざと)小平各氏ら指導者の死去に際して半旗が掲げられたが、一般市民に対しては初めて。
四川大地震の犠牲者に黙祷する上海市民
一方、上海市民政局にある上海ブン川大震災寄付接収事務所は、13日に成立して以来、絶えず市民・機構・企業から義援金を受けた。17日午後まで、上海市はすでに5億元(約70億円)の義援金を受け付けた。
(章坤良 写真:東方ネット)
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