大地震で大きな被害を受けた四川省アバチベット族チャン族自治州ブン川県映秀鎮の倒壊した建物のがれきから、20日未明救出された馬元江さんは(本ネット既報)容体が安定しており、意識もはっきりとしていることから生命の奇跡を創出したといえそうだ。
上海消防隊隊員に救出された馬元江さん
大地震が起きる12日午後2時28分直前に、馬さんは8階建ての事務所の二階で勤務中。馬さんの声が確認されたのは18日午後だった。上海消防隊隊員は馬さんにストローで砂糖水を飲ませて体力をもたせながら、30時間かけてがれきを撤去し救出した。馬さんは狭い空間に閉じ込められたが、建物の小さな破片やごみなどを整理して体を横たえることができた。
上海消防隊隊員に救出された馬元江さん
馬さんの身体の状態は比較的良好で、救出直後に自分の名前、本籍及び親せきの電話番号を告げるなど意識ははっきりしており、閉じ込められていた期間には「ぐっすり眠っていた」と答えたという。
上海消防隊隊員に救出された馬元江さん
馬さんは応急措置を受けた後、成都市の病院に空路搬送された。
(編集:章坤良 写真:東方ネット)
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