セーリングは1896年の近代オリンピック第1回アテネ大会の種目になっていた。しかし天候が悪くキャンセルされ、幻となってしまったのだった。第2回パリ大会から競技が行われ、初期はキールボートクラスが主体だった。その後レースフォーマットや艇の種類は頻繁に変更されたが、1960年第17回ローマ大会あたりから、オリンピック艇種の主流はワンデザインクラス(1種類のデザイン)となり、出場国も増えてきた。
1984年第23回ロサンゼルス大会から、いわゆるヨットと呼ばれるものに加え、ウインドサーフィン(レヒナー級、ウインドグライダー級)が採用された。
2004年第28回アテネ大会では9の艇種、11のクラスで競技が行われる。9艇種とは、ディンギーと呼ばれる470級(男子、女子)、レーザー級、ヨーロッパ級、49er級、フィン級、ウインドサーフィンのミストラル級(男子、女子)、キールボートのスター級、イングリング級、カタマランのトーネード級だ。
ヨット競技はレース海面に設置されたブイを、決められた順序に決められた回数を回り、フィニッシュした着順で順位が決まる。
セーリング・種目一覧 (アテネ2004)
470級男子 女子
ミストラル級 男子 女子
ヨーロッパ級 女子
フィン級 男子
スター級 男子
レーザー級 男子 女子
49er級男子 女子
トーネード級 男子 女子
イングリング級 女子