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北京の四合院
2008 -4 - 26 16:32

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 北京の四合院は伝統的な住宅として、元の時代(12711368年)に建てられ始めた。ただ、現存する四合院の大多数は清の時代(16441911年)から1930年代にかけて建てられたものだ。

 四合院の「四」の字は、東西南北の四面を表している。「合」は中国語で取り囲むという意味がある。その構造は封建時代の礼法や礼儀、道徳観の影響から、東西の真ん中に南北に線を引くと、家屋と庭が対照的に並ぶ。四合院とは一つの総称で、建築面積の大小や異なる方角に組み合わせることで大四合院とか、小四合院、三合院に区分される。

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 外に通じているのは門だけで、一般に窓はないあっても、南向きの部屋から採光し、壁の高いところに小さな窓があるだけなので、門を閉めてしまえば、四合院は外の世界と遮断される。

 四合院に住む人は余り隣の人とは行き来せず、一家は小さな庭で暮らし、世間とのもめごともないような気がする。四合院は、揺れ動く社会のなかで北京の人々が求めてきた心落ちつく閑静で安楽な住み家なのだそう北京の人たちは昔から、様々な胡同の四合院で、長い年月を送ってきた。

 真夏にはクーラーがついていなくても、建築材料と部屋の構造のため、部屋の中はぜんぜん暑さを感じなかった。北京の気候風土に合った構造や造りになっているから天井は高く、そのため夏も涼しく過ごしやすくなっている。そして、冬はそんなに寒くない練炭のストーブがあってやかんがシュンシュンなっているから。

    

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 でも、生活にはちょっと不便だった水は一つの四合院で1ヵ所にしか水道がなくて、トイレは胡同の公衆トイレを使っていた。生活には不便なので、高層アパートなどに移り住む傾向もありそうだ。

 今は、時代が進んで、北京も大きく変わった。街の様子は一新し、昔の胡同の多くは道幅が広くなり、アスファルトになって平坦になり、通りの両側には高層ビルが建ち並んでいる。

 林立する高層アパートを目にすると、北京情緒に富んだ古い四合院をまた思い起こす。市政府は昔の北京の特徴と人々の生活の雰囲気を残そうと、都市計画の策定の中で一部の胡同や四合院を残すことに配慮している。大規模な開発拡張工事で幸いにも残された四合院には、「北京市文物保護単位(文化財)」と記された看板が掛けられている。

 北京観光をする時、北京の昔の住宅を代表する四合院はぜひ見逃さないでください。

 




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