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北京の名刹、潭柘寺
2008 -4 - 26 16:14

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 中国の首都北京は昔、遼、金、元、明、清の五つの時代の首都としても栄えた。今でも、市内には、北海公園や、天壇公園、イワ園、紫禁城など、皇室ゆかりの古い建築がいっぱいある。市の郊外に行けば、古くから有名な山が多くて、山には多くの仏教建築が残されている。これらの古いお寺などは、週末の散策の場所として、最高だ。今日は、北京の西郊外にある名刹、潭柘寺をご案内しょう。

  潭柘寺は西暦307年に建てられたもので、1700年の歴史があるそうだ。この潭柘寺はいったい誰が何のために建設したのか。潭柘寺管理処のコウ新建主任補佐に聞いた。

  「当時、この地方の長官は王郡という人だった。307年にその奥さんが亡くなった。王郡は奥さんの冥福を祈り、国の安泰を祈るために、現在の北京の西に寺を建てた。そのお寺が今の潭柘寺の前身だった。

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  潭柘寺は建設されてから、各時代の統治者に重視され、大事に保護されてきた。建築の規模も、中国仏教界での地位も、潭柘寺は北京の数多くの寺院の中でも指折りのものである。潭柘寺の建築様式は、中国の伝統的な建築理念を表している。建築群の真ん中には、中軸線があって、主要な建築は、中軸線に分布している。また、左と右、うまく釣り合いを持っている。南北貫通と左右対称、一番安定感のある建築様式だということである。伝説によると、明の時代、紫禁城が建設されたとき、この潭柘寺の建築を手本としたということだよ。だから、ここはまさに小さな紫禁城のようだ。

  建築のほかに、潭柘寺には、主な見どころがいくつかある。まずは、炊飯用の大きな銅製の鍋がある。それは非常に大きな鍋だ。直径4メートル、深さ2メートル。普通のお粥を作るために、十数時間かかる。また、鍋を洗うときに、お寺のお坊さんは、梯子をのぼって鍋に入って洗わなければならないそうだ。また、面白いことに、この大きな鍋のかまどには、お寺の名前、「潭柘寺」が刻まれている。かまどに何故潭柘寺の名前が刻まれているのか、潭柘寺管理処の障新建主任補佐は、次のように話している。

 「昔、寺院の建築はすべて木製なので、火事になりやすかったのだ。そのときの住職はある日、夢を見た。夢で、住職は、潭柘寺を火に入れれば火事にならないと教えられた。夢から覚めた住職は、潭柘寺の名前をかまどに刻めば、毎日火に焼かれるようになって、そのおかげで火事にならずにすむんじゃないかというアイディアが浮かんだ。それで、潭柘寺という三つの字をかまどに刻んだのだ。  この巨大な銅製鍋のほかに、お寺のもう一つの宝物は、石の魚です。この魚は長さ1.7メートル、重さ150キロ、濃い緑の色を呈している。お寺を訪れる人はよく列に並んで、次々と石の魚に触る。

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潭柘寺のガイド、李路さんの話である。

  「この魚は竜王の宝物だと伝えられている。病気の治療や厄払い(やくばらい)に特にご利益(ごりやく)がある。頭が痛いときは、魚の頭に触って、おなかが痛いときは、その腹に触ると治るよ。      

  実はこの魚は隕石に彫刻したものだそうだ。この隕石には銅や他の希少金属が含まれている。このため、魚の違う部分で叩くと、楽器のように違う音が出る。たぶん、こんな特徴があることから、だんだんと人々に神秘的に思われるようになったのだろう。

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  さて、このような宝物のほか、潭柘寺のもう一つの見どころは古木である。もともと、潭柘寺の名前は木から来ている。潭柘の柘は「やまぐわ」という木のことなんだ。この木はカイコを飼うこともできるし、高級な木材にもなる。

  お寺の境内には、大きなイチョウの木がある。樹齢千年だいうことだ。また、紫モクレンの木も2本あり、樹齢が400年を超え、なかなか立派なものである。毎年4月に咲くときは、その紫の霞が多くの人を引き付けている。




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