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(国際観察)安倍政権の「唯一の道」は正しい道ではない
2014年 12月 27日10:02 / 提供:新華網日本語

憲法改正の野望が際立つ

 慶応義塾大学経済学部の金子勝教授は、安倍首相は表面上では「経済優先」を公言するが、実際には「憲法改正優先」だと指摘する。日本メディアも、憲法改正こそが安倍首相の気持ちの上での「本業の仕事」だと指摘する。

 安倍首相は24日夜、「憲法改正は歴史的な挑戦を迎える」と明言している。安倍首相は、憲法改正の道に繋がる橋はすでにできた。次は橋をどう渡るかの問題だと表明している。

 日本の憲法改正のプロセスによれば、憲法改正提案は国会の衆参両院それぞれ3分の2以上の議員の賛成が得られてようやく国民投票に付すことができると求めている。しかし半数以上の国民が賛成しなければ、憲法を改正するすべがない。

 国会による憲法改正の阻害はすでに著しく低下している。自民党と公明党との連立政権は総選挙後、引き続き衆議院の3分の2議席を抑え、参議院議席は3分の2を越えることができなかったが、野党議員のうち憲法改正に賛成した者も少なくないという。


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