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大雪
「月令七十二候集解」には「11月の季節になると、大なる者が盛んになり、これにて雪が盛んになる」(ここでいう11月は旧暦のこと)とある。これは昔の人たちの大雪に対する説明であった。大雪の節気は常に12月7日前後にやって来る。この時になると中国の黄河流域一帯はだんだん積雪がみられるようになり、北部は至る所で雪が降る人びとを魅了する景観を呈することになる。
大雪の養生
大雪の節気になると、ますます寒くなり、中国の北部は気温が大幅に下がり、雪が降り始める。雪の後に続く大風で気温が急に下がり、せきが出たり風邪を引 く人が多くなる。このような病気は保温に注意を払わなかったためということが多い。漢方では、人体の頭部や胸部、脚部の三つの部位が特に寒さに襲われやす いとする。
大雪の風習
大雪の節気に、南京市の街を回ってみれば、数多くの住宅の入り口や家の窓辺につるされている塩漬け肉や腸詰め、塩漬け魚が目に入る。なんとなく「旧正月に はまだ早いが、とりあえず下準備」という感じである。生粋の南京人には、「節気の小雪には野菜を塩漬けにし、大雪には肉を塩漬けにする」習わしがある。