北京の「円明園」の国宝、英仏連合軍により略奪された「十二支動物像」のうちネズミとウサギ像が25日(日本時間26日朝3時)、パリのオークションで各1570万ユーロ(約19億5000万円)で競り落とされた。
落札された「十二支動物像」のうちネズミ像
パリでは競売前、中国人留学生らが競売会場周辺で抗議集会を行い、「競売関係者はもっと歴史を知るべきだ」と競売実施を相次ぎ批判した。
落札された「十二支動物像」のうちウサギ像
中国外交部の姜瑜報道官は、「頭部銅像は戦争時に英仏連合軍が強奪し、長年海外に流出していた貴重な文化財だ。これらの銅像について中国は疑いの余地のない所有権を有しており、中国に返還されるべきだ」と表明している。
オークションの中止を求め、中国の弁護士団がこのほどフランスを訪問した。パリの裁判所は現地時間23日11時30分、オークション中止の要請について、緊急審理を行ったが、原告の訴えを棄却した。
(編集:章坤良 写真:東方ネット)
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