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中国海軍、初の護衛航行を実施=アデン湾海域で(写真集)
2009 -1 - 7 10:20

 中国海軍の二隻のミサイル駆逐艦の護衛の下に、現地時間の6日午前11時、中国の四隻の商船がアデン湾海域にある会合点を離れた。中国海軍の艦隊が護衛航行を実施したのは初めて。  

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護衛される中国の商船=アデン湾海域で

 今回護衛されたのは中国商船は「ハニ河号」、「晋河号」、「河北飛翔号」と「観音号」だ。   

 中国の海軍艦隊は去年の12月26日海南省の三亜港を出発し、11日後の1月6日午前にアデン湾海域に到着した。中国の交通運輸部は6日から中国船舶の運航保護申請を受け入れ、中国海軍による運航保護が始まる。

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護衛される中国の四隻の商船

 近年、ますます悪化するソマリアの海賊問題に対処するため、国連安全保障理事会は12月16日、国際社会にソマリア沿岸の海賊と海上での武装略奪行為の取り締まりに積極的に参加するよう呼びかけるとともに、取り締まりに参加した関係国に今後1年間、「すべての適切かつ必要な措置」を講じることを認める第1851号決議を採択した。

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護衛される中国の四隻の商船

 会議に出席した中国外交部の何亜非・副部長は、ソマリア海賊の取り締まりに関して4項目の抜本策を提起するとともに、近日中に軍艦を派遣してソマリア海域での航行護衛活動に参加することを前向きに検討しているところだと表明した。中国政府がインド洋に派兵して海賊を取り締まる決定をしたことは、国際情勢の発展と変化の必要性に合致しており、重いかつ深い意義がある。

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護衛される中国の商船

 まず、派兵して海賊を取り締まることは、中国の絶えず拡大している海外での利益を擁護する上で必要である。次に、海上の戦略的ルートの安全を擁護する上で必要である。さらに、世界的な取り締まりに積極的に参与し、地域の平和と安定に尽力し、責任ある大国としてのイメージを維持する上で必要である。最後に、非伝統的な安全への脅威に積極的に対応し、国防の近代化を加速するとともに、軍事の転換を図る上で必要である。海外派兵による海賊取締は、新時代の中国の大規模な外交・軍事転換にとって重要な一歩となるものであり、そこに歴史のこだまを聞くかのような感がある。

(編集:章坤良 写真:新華社)

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