中国山東省で28日未明に起きた列車衝突事故は、同夜までに死者が70人、負傷者がフランス人4人を含め416人に上った。このうち約70人は重傷。
事故現場で復旧作業を急ぐスタッフら
中国鉄道部(省)は、同事故は過失による「人為的な事故」であるとして、済南鉄道局の陳功局長と柴鉄民書記(トップ)ら2人を罷免し、原因を調べている。
関係者は、列車は制限速度を50キロ以上オーバーし、時速131キロで事故現場付近を通過していたという。
負傷者を見舞う副首相の張徳江氏(右)
鉄道局スタッフらの奮戦により、29日午前2時16分、正式に運行を再開した。総重量1185トンの貨物列車「57006」が2時16分事故現場を無事通過。20時間余り運休していた同線は正式に運行を再開した。同41分には最初の旅客列車「T196」も事故現場を順調に通過した。
(章坤良 写真:新華社)
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