第11期全人代第1回会議の最初の記者会見が3月4日、人民大会堂のプレスセンターで行われ、大会報道官の姜恩柱氏は、今年の国防費用予算を明らかにした。

　０８年度の国防費を明らかにする大会報道官の姜恩柱氏

　姜氏によると、第11期全国人民代表大会一回会議に提出され、審議を経て批准された2008年中国の国防費予算は4177億6900万元（約６兆2600億円）で、前年期の予算の執行額より623億7900元増え17.6%増加した。昨年末の人民元対ドルの為替レートで計算すれば、大幅なドル安により、約572億2900ドルにあたるとしている。

　 姜氏はまた、前年度に比べれば、今年提出された国防費予算の割合は、全国財政支出予算の中でやや下がっている。増加分の使途として、�@、軍隊の士官と兵士の待遇を向上させる。�A、物価の高騰に応じて、兵士の食費を引き上げ、軍隊の食用油購入への投入を増やす。�B、部隊の訓練の必要に応じて、公務事業費用と教育訓練費用の基準を適切に上げる。�C、装備建設の経費を適切に増やし、軍隊が情報化している状況の下での防衛作戦能力を向上させるなどを挙げた。

　姜氏はさらに、「中国は一貫して国防建設と経済社会の発展に適応する方針で、国防費用を拠出することを堅持している」と強調した。

（編集：章坤良　写真：人民網）

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