中国民政部救災救済司が28日に発表したところによると、28日午後2時まで、1月10日からの降雨・降雪は、安徽、江西、河南、湖南、湖北、広西、重慶、四川、貴州、雲南、陝西、甘粛、青海、新疆など14の省（区・市）に災害をもたらし、全国の被災人口は7786万2000人に達したという。　

倒壊された野菜市場＝上海虹口区高陽路にて

　また、農産物の被災面積は421万9800平方キロメートル、倒壊建造物10万7000軒、破損建造物39万9000軒に及ぶ。　

倒壊されたガソリンスタンド＝武漢にて

　雪災害がもたらした直接経済損失は220億9000万元（約3241億6800万円）だ。

　倒壊された野菜市場＝安徽省にて

　新華社によると、２週間で少なくとも２４人が死亡。高速道路、鉄道、空港がまひし、春節（旧正月）を前に帰省ラッシュにも影響している。 　　　

　上海では、雪災害による骨折った市民が急増。上海市医療救急センターの統計によると、28日、救急車を延べ600台を出動した。うち交通事故による負傷者を救急したのは2割で、骨折った負傷者は平日より4割増となっていた。

　中央気象局は、天候が好転する兆しはないとし、同国中部・東部の一部に大雪警報を発令。不必要に屋外に出ないよう、呼びかけている。

（章坤良　写真：東方ネット・新華社）

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