中国の南部と中部を中心にした今月１２日以降の低温・降雪の影響で、停電や空港・高速道路の閉鎖、作物被害などが深刻化している。湖南省では２７日午前までに、２５２２万人が大雪の被害を受けて７人が死亡。貴州省でも被災者が１０００万人を超え、５人が死亡した。

　中国南方航空によると、悪天候を受けて、中国長江中下流地域で１４空港は積雪・結氷のせいで閉鎖が余儀なくされた結果、南方航空の、広州から鄭州、長沙、南昌、南京、南陽、宜昌、蘭州、張家界などまでの５５便が運休した。天候、ディスパッチなどの部門は、天候変動、空港の利用状況を２４時間追跡し、その動向を研究、予測して、便の調整対策を作成。

　天気予報によると、長江中下流地域では悪天候が１月３１日まで続きそうだ。　

　温家宝首相は27日北京で、「関係各方面が確実で効果的な措置を講じて、石炭、電気、石油と輸送の確保に取り組み、人々が楽しく春節を過ごしてもらえるようにすべきだ」と強調した。 　

　温首相はまた、「このほど、中国の一部の地方では、広範囲な低温・降雪による悪天候が続き、石炭や、電気、石油、輸送などの確保が非常に厳しい情勢に直面している」と述べた上で、「炭鉱生産をうまく組織して、石炭の供給を増やすこと。旅客輸送を確保した上で、石炭や、食糧、生鮮農産物などの重要な物資の輸送確保に力を入れること。発電を合理的に割り当てて、住民生活や病院、学校、鉄道輸送など大衆の利益に関わる部門の需要を優先的に保障すること。また、石油製品の供給を確保し、都市部住民の生活に必要なガスを提供すること」などを関係部門に求めた。

（編集：章坤良　写真：東方ネット） 

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