中国海軍のミサイル駆逐艦「深セン号」が28日午前、東京・晴海ふ頭に入港し、4日間にわたる日本への友好訪問を始めた。中国の海軍艦艇が日本を訪問するのは初めて。
晴海ふ頭に入港する中国海軍のミサイル駆逐艦「深セン号」
日本の海上自衛隊の吉川栄治海上幕僚長は歓迎の挨拶で、「中国の軍艦が初めて日本を訪問したことは、両国の防衛分野での交流の新しい1ページを開いた。両国の相互信頼と友好を強化する上でプラスとなる」と述べた。
中国の崔天凱日本駐在大使は挨拶の中で、「中国の軍隊は平和と文明の軍隊である。日本の人民が中国の軍隊との交流を通じて、中国の軍人について、また絶えず発展し続けている中国そのものを理解してくれるよう期待している」と述べた。
「深セン号」は中国海軍南海艦隊司令部がある湛江(広東省)を21日に出港。来月1日までの4日間滞在し、海自の護衛艦「いかづち」と交流するほか、防衛省や海自横須賀地方総監部を表敬する予定だ。
(章坤良 写真:東方IC)
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