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上海市政府が記者会見を開催 韓正氏が国内外の記者の質問に回答(下)
2012年 1月 18日10:16 / 提供:

 上海市政府が16日、上海市第13回人民代表大会第5次会議の終了後に、記者会見を開いた。党上海市委員会副書記・市長の韓正氏が、会見に出席して国内外の記者の質問に回答した。

貧困者の収入を増やせ 韓正氏は、分配は社会の各方面をカバーすると語った。経済の発展とともに収入も増える一方で、これは人民大衆の改革開放の成果である。市党委員会・市政府は三つの重点に考慮している。中低収入の大衆、最前線の職員と貧困家庭だ。過去の業務の上で、今年もすでに手配したという。

職員の合法的権益を保護する 韓氏は、企業のコスト増加は客観的事実だが、これは都市のモデルチェンジの発展プロセスでは必然的なことである。如何なる企業でもコスト増加を理由として、職員の合法権益を損害できない。今年の総工会は、企業職員の給料団体交渉の範囲を拡大し、法律?制度通りに実行し、しっかりと職員の合法権益を保護すると語った。

上海国際港運センターの重点はソフトの建設に 韓氏は、上海国際港運センター建設の次の段階の目標は、現有のハードと調達システムに加えて、港運金融、情報、代理、定価サービスなどを強調した。ソフトのグレートアップは上海国際港運センターの核心的競争力で、港運サービス業の発展ができれば、発言権、かつ定価権があり、競争力が向上できると語った。  

金融を革新 韓氏は、上海国際金融センター建設の目標は明らかで、市場の発展、各種主体、金融エコ発展環境に着眼し、金融人材の高地の建設だ。市場商品の革新は、二つの基本原則を把握すべきだ。一つ目は法律・規則通りに、二つ目はリスクの防止であると語った。

香港から多くの経験が学べる 韓氏は、上海と香港は行政、企業、経済・貿易、サイエンス、教育、文化、観光などの方面での協力は密接になっている。香港は上海の国際金融センター建設のパートナーで、香港は成熟・地域性の国際金融センターで、上海はまだ発展している段階だ。香港から多くの経験を学ぶことができ、双方の協力スペースは広いと語った。

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記者会見現場

「国際板」 上海証券取引所が準備を進める海外企業向け株式市場「国際板」の開設について、韓市長は「今は良い時期ではない」と述べ、「今のところ、具体的な開設スケジュールは全くない」と話した。

政務の公開 韓氏は、ミニブログの転送速度は速く、カバーする範囲も広い。「上海発表」を通して、政府職能の転換と情報の公開には良いと語った。「上海オフィシャルのミニブログは、毎日チェックし、皆さんからのたくさんの良い意見とアドバイスに感謝している。市政府のオフィシャルミニブログは真剣に業務を改進し、政府の情報発表は常態になる」

 また、「上海発表」のチームにも感謝していて、業務は効率的で、皆さんも『上海発表』を注目してほしい」と語った。

700億元の教育投資は肝心なところに使う 韓氏は、今年の700億元教育投資を活用し、義務教育と基礎教育段階のハイレベル・バランスある発展を推進し、市民のために責任を担うことは、今年と今後の教育業務の重要指導思想である。今年に上海は、郊区の幼稚園・小中学校の発展、優質な教育資源の計画配分の新しい行動があり、さらに数多くの上海の子供が優質な義務教育資源を享受できるように努力すると語った。  

教育のバランスある発展 韓氏は、「試験・資格証明書の背景にある動きは学校選択で、もし義務教育段階の学校の格差が大きければ、学校選択の問題は解決できない」と語った。市政府は義務教育資源の高質・バランスある発展を推進し、全ての子供に優質の教育資源を提供する。バランスある発展は高品質の学校を低下させることではなく、一般学校をハイレベルに向上させるものだという。

人材導入の「ポイント制」 韓氏は、全ての人材に対して、市政府は一視同仁にすべきだ。人材評価の最も大切な要素は貢献で、上海の人材高地の建設プロセスで、今年は人材導入の「ポイント制」を探索し、ポイントのキーワードは貢献値である。市政府は2月に社会の意見を十分に聴取するという。

(編集:兪静斐)

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