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中国人の日本語作文コンクール 上海大学生が最優秀賞
2015年 2月 5日16:11 / 提供:レコードチャイナ

  ◆国籍は違っても周囲の友達と同じ

  最優秀賞に輝いた姚さんの受賞作のタイトルは「ACG(アニメ·コミック·ゲーム)と日中関係」。作文の冒頭、14歳の時に読んだ日本アニメ『機動戦士ガンダムSEED』の中にあった「殺されたから殺して、殺したから殺されて、それで世界は本当に平和になるのか」とのくだりを紹介。「このアニメに描かれている戦争の場面は大変リアルで命の脆さを丁寧に描いていました。戦争の切なさは私の頭に深く印象に残り、今の世界情勢を少し自分の身に近づけて考えてみようと思い始めました」と綴っている。

  日本語を勉強して2年目に日中関係が険悪化した際、『ガンダム』を思い出し、AGCマニアが集まるウェブサイトに「戦争の傷はどれほど大きい勝利でも癒せない。私は心から日中関係の平和を祈ります」と投稿した。すると2日目に「私もそう思う」と日本人から返答が寄せられ感動。その後、このサイト上で、多くの日本人や中国人による友好的な交流が続き、「国籍は違っても、彼らは周囲の友達と同じ」との思いを深くしたという。その上で、「好きなACGについて話し合いながら、相手国の姿を確認し合う。これは新たな文化交流の形になる」との期待を率直に表明している。

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