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中国の北車と南車が合併へ 世界の軌道交通設備製造の「ビッグマック」を作り出す
2014年 10月 30日21:05 / 提供:新華網日本語

   【新華社北京10月30日】世界の軌道交通設備のランキングで上位2社のメーカーである中国北車株式有限公司(中国北車)と中国南車集団公司(中国南車)が近く合併する。現在合併の作業グループが合併についての仕事を展開中だ。合併後、世界の高速鉄道の仕組みが書き換えられる見通し。中国の高速鉄道装備業界は「一つの声」で対外へ発言し、高速鉄道の「海外進出」のために力を合わせてゆくだろう。

   ここ数年、中国の高速鉄道や軌道交通装備の急速な発展に伴って、中国北車、中国南車は高度成長期に入っている。この2社は国内の全車両の市場の全てを請け負っているだけでなく、80%以上の貨物列車および大部分の地下鉄車両のシェアを有している。海外では、両社は信頼性の高い技術、豊富で成熟した国内運営の経験および比較的低い価格をよりどころに、海外の軌道交通装備市場を徐々に占めている。

   ドイツの軌道交通の権威ある機関の出版した『世界の鉄道技術装備市場』によると、現在世界の軌道交通装備市場のうち、中国北車と中国南車は各上位2社にランキングされている。それ以降の順位はそれぞれカナダのボンバルディア、ドイツのシーメンス、フランスのアルストム、米国のGE社と日本の川崎重工となっている。中国の2社の販売収入の総計は、ほぼその企業5社分の総計に相当するという。

   これと同時に、中国企業の売上高の成長スピードは国際の同一業者よりもはるかに速い。2014年の上半期、中国北車は輸出契約額・累計15億3500万ドルを成し遂げ、前年同期比で178.18%増加した。同時期、中国南車の海外での契約額は、すでに30億ドルに近づいている。2社の製品はすでに80以上の国と地域に輸出されている。

   高速鉄道の車両については、2社はいずれも時速380キロのCRH380シリーズ高速列車を生産・運営することが可能で、現時点で4億キロを超える走行距離を安全に運営し、世界10大高速列車のトップと称されている。

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