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養生
2015年1月 29日16:09 乛 提供:

  毎年の1月5日前後は小寒の節気である。民間には、小寒、大寒になると、寒さは氷のごとしということわざがある。小寒は寒さの度合を表し、字面から理解すれば、大寒は小寒より寒いが、気象の記録の中では、大寒よりも小寒のほうが寒く、一年の二十四節気の中で最も寒い節気と言える。常に「寒さは三九(真冬の最も寒い時)にある」という言い方があり、この「三九の日」はまたちょうど小寒の節気にあたる。小寒と言って大寒と言わないのは、節気が黄河流域に始まるからであり、『月令七十二候集解』によると、「月の初めに寒さはまだそれはどこでもなく、……月の半ばになるとひどくなり」、その時の状況は現在まで続いてきた。聞くところによると、昔黄河流域の農家はいつも小寒になると、どの家も「九九消寒図」で寒さをよけるようにし、現在、さまざまな薬膳入りのしゃぶしゃぶは人びとの寒さを追い払うごちそうになっている。そのため、多くの人たちは合理的に補する問題を見落とし、特に若者は体が丈夫だとおごりたかぶって暴飲暴食し、飢えること、腹がいっぱいになること、寒いこと、熱いことに節度がなく、最後には尽きることのない将来の災いのともになるのである。

  一般的に言えば、若者の体は新陳代謝が旺盛で、必要な蛋白質とカロリーは高齢者より多く、カロリーは主に炭水化物、脂肪によってもたらされる。炭水化物は主に食糧による。そのため、若者は食事の量を十分に保証し、雑穀と米と小麦粉の割合の組合せに意を配り、適量の脂肪を摂取し、薬膳による栄養補給を選ぶ時にもこの要素を考慮すべきである。しかし、若者には若い人なりの特徴があり、往々にして脂肪が多くて甘くて味の濃い辛い物を食べすぎて招かれざる客である「ニキビ」ができ、それは若者に限りのない悩みをもたらすことになる。  

  ここで若い方々ににきびができる原因と予防について簡単にお話ししたい。にきびは毛嚢皮下脂肪腺慢性炎症性のことであり、内分泌の機能障害と関係があり、皮下脂肪腺の動きは内分泌と精神的要素の影響を受けるものである。青少年時代は体内の男性ホルモンが多くなるため、皮下脂肪の分泌が多くなり、皮下脂肪の堆積を招き、毛嚢口角化血栓症を形成し、増えた皮下脂肪は直ちに排除することができず、そこでにきびができるわけである。苦痛を免れるために、まず個人の衛生に意を配り、ぬるま湯で顔を洗い、よく入浴し、脂っこくて辛い、性が寒の食物は少なめにし、果物、野菜をたくさん食べ、便秘を防ぎ、手でウミを絞り出すことはやめること。さもなければにきびはなくなっても傷あとが依然として残ることになる。治療の面で漢方医はそれを、風邪を引いて肺に熱があり、脾臓·胃が湿で熱く、任脈·太衝脈がアンバランスで、熱くて鬱血するという四つのタイプに分けている。調合薬はそれぞれ「琵琶清肺飲」、「竜胆瀉肝湯」、「加味逍遥散」、「四物湯」の加減しながら服用する。要するに、にきびができたら直ちに医師に診療してもらい、決して自分で処理してはならない。  栄養補給については、昔から「三九に栄養を補給すれば、翌年は病気にかからない」という言い方がある。人びとは春、夏、秋の1年近くの消耗を通して、臓腑の陰陽·血気はある程度どうしても衰えることになり、合理的に栄養を補給すればすぐに血気·唾液を補充でき、厳寒に侵入されることを防ぎ、翌年には病気にあまりかかることがなく、それによって半分の努力で倍の成果をあげる養生の目的を達成する。冬に栄養補給をする時には飲食による栄養補給と薬物による栄養補給を結び付けるべきであり、温を補給するほうがよい。