ロシアのラブロフ外相は22日、アメリカのロシアに対する制裁拡大が再度両国関係を危険な境地に陥れる可能性があるため、双方は23日に行う予定の副外相会談を延期することを明らかにしました。

ロシア外務省公式サイトによりますと、ラブロフ外相がアメリカのティラーソン国務長官と電話で話し合った際、アメリカが制裁を通じてロシアに圧力をかけようとするやり方は現実性に欠ける。20日にロシアへの制裁を拡大した行為は困難な局面に直面している両国関係をより危険な境地に陥れるだろう。そのため、23日に行う予定の露米副外相会談を延期することになりました。

ラブロフ外相はさらに、ロシアはこのほど、両国関係正常化の実現に向けた意見をアメリカに提出し、アメリカ側の返答を待っているということです。（怡康、Kokusei）