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文化財保護の汚れなき心に敬意を示す、故宮博物院で文化財寄贈者の何剛さんをしのぶ

2017年 6月 23日16:36 提供:新華網日本語

撮影/新華社記者金良快

新華網北京6月23日(記者/王思北、施雨岑)小雨が降る中、静かに哀悼が捧げられた。22日午後、約600年の歴史を持つ故宮では亡くなった一般の中国の農民のために初めて記念式典が開かれた。

32年前に、河南省商水県固壁村の村民、何剛さんは民家を建設するために地面を掘ったときに、大きな甕の中に保管された19点の貴重な銀の器の文化財を発見し、すべて故宮博物院に寄贈した。現在は10点余りの珍奇な元代の銀の器の文化財と大きな甕が建福宮に展示され、この時期の感動的なエピソードを静かに表現している。

1985年に何剛さんに同行して北京を訪れ、寄贈したときの情景を振り返る固壁村村支書の劉紅恩さんは、当時のことを鮮明に記憶している。劉さんは「地面を掘って文化財を見つけたとき、何剛さんは文化財を国に寄贈するという強い信念を抱いた。その後に、何剛さんの家計が苦しかったが、最初に自分が下した決断を後悔することはなかった。」と述べた。