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【改革開放40周年40人】メグ·アッタバック:中国で13年間働くアメリカの女性弁護士

2019年 2月 1日17:22 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 メグが述べたとおり、1978年から実施された改革開放政策は中国の法律界にも大きな影響を及ぼした。改革開放によって国際経済貿易や協力が増えたが、中国国内にそれまであった紛争の解決方法は、もはやこれらの紛争を解決するには十分でなかった。そこで中国の法律業界では様々な改革が行われた。例えば、裁判外紛争解決手続(ADR)が導入され、2011年には中国大陸で初の、独立した第三者商業仲裁機関である上海商事調解センターが設立された。

 上海商事調解センターの一員として、メグは強い使命感を持っている。彼女は自身の最大の目標は若い中国人弁護士を育成することにある、と言う。上海交通大学の模擬裁判チームのコーチを務めたことを誇りに思い、現在は自社の若い弁護士の育成に力を注いでいるそうだ。

2016年に金杜法律事務所と上海交通大学が主催した試合でメンターを担当するメグ

 「私は若い世代の弁護士に、この職業の重要性はお金を稼ぐだけではないことを伝えたい。弁護士の仕事はeメールを送ったり、契約書を書いたりすれば済むことではないのです。若者は人一倍の責任感を持ち、中国の法律や社会の発展などについてもっと考えて欲しいと切に願っています」。

(編集:W)