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【改革開放40周年40人】カナダ人教師ブライアン:中国での体験は、私のふるさとのカナダではありえない体験だ。

2019年 1月 31日15:57 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 ブライアンが教鞭をとる華東師範大学第二高等高校は1958年の設立。上海で唯一、国家教育部に直属する「全国重点高校」であり、早くから国際化を進めていることで有名だ。

 1999年、上海市政府の認可を経て国際部を設け、12歳から18歳の外国人学生および香港·マカオ·台湾地区の学生を募集、中学·高校の教育を行う。現在約400人の外国人学生が在校している。また生徒の国際化とともに、教育課程、学生活動、教師の国際化も進めている。例えば、1980年代以降、ユネスコの支援による教員養成プログラムを通して、国際教育における優れたスキルを学ぶために学校はアメリカ、イギリス、日本、その他の国々へ多くの教師を派遣してきた。海外姉妹校との交流も多い。また、2014年にはアメリカのAPプログラム(高校生に大学の初級レベルのカリキュラムと試験を提供するプログラム)も導入した。

華東師範大学第二高等高校国際部の外国人教師の集合写真

 それだけでなく、当校は中国の基礎教育改革·革新の代表でもある。1980年代末から、学校は教育改革を実施し始め、「全国理系実験クラス」「上海理系実験クラス」などを設立、文理融合型の教育を進めてきた。

 ブライアンは自分が所属するこの学校の優れた国際教育を高く評価している。彼によると、これまで華東師範大学第二高等高校を卒業した外国人学生は500人ぐらいで、そのうち9割が国内外の名門大学に進学した。学校は外国人学生の異なる学歴や学習目的に応じて、様々なカリキュラムを導入。中でも、彼らの異文化への理解と寛容性を高めるために、中国語教育や中国文化教育を強化してきた。

華東師範大学第二高等高校の学生とイタリアからの交換留学生との集合写真

 海外の学校との交換留学プログラムに関して、ブライアンは「毎年、世界中からうちの学校に交換留学に来ます。これは、学生たちが他の国を体験する絶好のチャンスだと思います。機会があったら私は絶対にカナダの人々に他の国に、特に中国に行ってみてくださいと勧めます。ただニュースを通して知るだけでなく、その国で何があるのかを自分の目で見、その国の人たちと話して、彼らがどんな暮らしをしているのかを自分の耳で聞くのは、非常に有益なことだと思います」と語った。