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時を告げてきた92歳の上海税関の大鐘が今年の春に検査

2019年 1月 3日9:15 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 上海のシンボルといえば、真っ先に外灘(バンド)が挙げられる。そして外灘のシンボルといえば、大きな時計がひときわ目を引く上海税関の建物と、それが15分ごとに時を告げる鐘の音だろう。今年で92歳となったこの大鐘は、この春にイギリスの時計メーカーによって検査を受けることになった。結果によっては大規模修理をするか、または時を告げる機能を止める可能性もあるという。

 この8階建ての建物は1927年に建築された「江海関」である。「江海関」とは江蘇海関の略称で、「海関」とは中国語で税関を意味する。当初は黄浦江を通過する船舶から税を徴収するために設けられたが、現在は中華人民共和国税関総署の上海税関事務所が入居している。建物の最大の特徴は、外灘のどこにいてもよく見え、「上海税関大鐘」とも呼ばれる巨大な時計塔だ。

 時計の構造やデザインは、ウェストミンスター宮殿のビッグ·ベンを参考に作られた。内部の機構は、時計メーカーのJBジョイス&Coがイギリスで製作して上海に出荷した。鐘が初めて鳴らされたのは1928年1月1日の1時。メロディは初期には「ウェストミンスターの鐘」だったが、後に「東方紅」に変更された。