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上海春聯大会が華東師範大学で開催、日本の友人も参加

2018年 1月 29日17:09 提供:東方ネット 編集者:王笑陽

 1月28日、上海市文学芸術界連合会と普陀区委宣伝部の主催による「上海春聯大会~2018年上海市100名の書道家が春聯を書く新年行事」が、華東師範大学体育館で開かれた。会場では100名の書道家が同時に揮毫し、春聯を書いた。また書道家からそれぞれ10名の労働模範代表、外国友人代表、労働者代表に対して春聯を贈呈するイベントも行われた。

100名の書道家が同時に揮毫

 日本からは、上海華鐘諮詢服務有限会社の社長で「上海市白玉蘭賞」の受賞者である古林恒雄氏、大阪市国際経済振興中心の上海代表処の的場正信氏、横浜企業営業支援財団の上海代表処の齋藤信明氏らが参加し、春聯を受け取った。

春聯をもらう日本の友人代表

 去年の3月に上海に来たばかりで、春節は初めてとなる的場さんは、「このような文化的な活動に参加できて、非常に光栄だと思います」と述べた。もらった春聯には「春如人意年年好我上書山歩歩高(春は人の願いのように年ごとによくなり、知の山に登る私は一歩一歩積み重ねて高みに上がる)」と書かれている。記者が的場さんにこの含意が分かるかどうか質問すると、「わかりません。でもこの作品は大好きです」と答えた。的場さんは日本で書道を学んだことがあるという。

「福」の字をお互いに交換する的場さんと中国の小学生

 横浜出身の斎藤さんは的場さんとは違い、上海での生活は4年を過ぎて、中国語もすらすらと話せるようになった。イベントでは中国の小学生に教えてもらって「福」の字を書いた。司会に感想を聞かれると、「先生の字は私より上手です」と隣の小学生を「先生」と呼び、皆の笑いを誘った。しかし「中国の書道についてどう思うか?」と質問されると、斎藤さんはまるで本物の書道家のように「書道を学ぶにはたくさんの練習が必要だし、また心も大事です」と答えた。

「先生」の指導で「福」を書く斎藤さん

 春聯は中国で正月を祝うめでたい対句を書いた赤い紙で、門の両側や入り口の戸などに貼り付けるものである。主催者はこの大会を通して、春聯と書道のような伝統的文化を、広く振興して行きたい、と語った。

  (実習編集:王笑陽)