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2017年 3月 6日14:54 提供:東方ネット 編集者:範易成
「お茶の風呂」に入ったことがあるか、と聞かれて「はい」と答える人はそんなに多くないだろう。3月4日と5日に、日本静岡県上海事務所は極楽湯と協力して、「静岡県×極楽湯·茶の都静岡体験イベント」を行った。上海極楽湯の金沙江館に特設の「静岡茶風呂」を2カ所設けて、本場の日本式温泉文化体験を提供、静岡県のマスコット「フジッピー」も登場した。
土屋岳久氏
東方ネットではイベントを主催した静岡県上海事務所副所長の土屋岳久氏に話を聞いた。
記者:今回のイベントのきっかけは?
土屋:静岡県はお茶の生産量が日本一で温泉旅館数も日本一だ。日本に来る中国人、特に上海人は個人で来る人が多く、特に20~30代の女性が多い。一方、極楽湯の利用者も20~30代の女性が多い。これらの人々は日本や温泉に対して、ある程度、親近感や理解があると考えられる。だから我々が伝えたい静岡県の魅力について、この方々もきっと知りたいだろうと思い、今回のイベントを企画した。
記者:茶の風呂にはどんな効き目があるのか?
土屋:お茶には抗菌作用、殺菌作用、ニキビ改善の効果がある。それにお茶の香りは心が休らぎ、リラックス効果もある。また保湿効果が高いので冬の乾燥したお肌がすべすべになって美肌も期待できる。
記者:日本にもこのような茶の風呂があるか?
土屋:日本でもお茶の風呂は珍しい。だが静岡では、飲み終わったお茶をお風呂に入れる家もある。それでこのような体験を中国の人々に提供しようと思った。今回のイベントは3月4日の5日の2日間で限定で、毎日3キロの煎茶を入れた。もちろん日本でも、このようなイベントは期間限定で行っている。
今回の茶風呂イベント以外にも、静岡県上海事務所では一連のインタラクディブな体験を行っていて、参加すると静岡県のお土産がもらえる。今回極楽湯に来た客は、静岡県に対する興味がそそられたようで、マスコットの「フジッピー」と一緒に、われもわれもと楽しそうに記念写真を撮っていた。
(曹 俊)