習近平国家主席は19日、北京でロシアのラブロフ外相、南アフリカのマイテ・ヌコアナ＝マシャバネ国際関係・協力相、ブラジルのヌネス外相、インドのシン外相を含むBRICS国家の外相と会見しました。

習主席は席上、BRICS国家外相会合の開催に祝賀の意を示した上で、「BRICS国家は共同の課題に直面している。それはそれぞれの国の安定と発展を維持し、それぞれに有利な国際環境を作りあげつつ、国際秩序をより公正かつ合理的な方向へ導くことである。BRICS協力はイノベーティブなものであり、政治や軍事面での同盟を結ぶという古いやり方を乗り越え、手は結ぶが同盟は結ばぬ新しい関係を築いた。さらに、イデオロギーで線引きする古い思考を乗り越え、尊重しあい、共に進歩するという新しい道を切り開いた。そしてゼロサムや一人勝ちの古い観念を乗り越え、互恵共栄という新しいコンセプトを実践した」と讃えました。

更に、習主席は「BRICS協力メカニズムは五ヵ国の客観的需要に合致するものであるだけでなく、歴史の流れにも沿ったものだ。BRICS国家は利益と運命の共同体だ」との見方を強調しました。（ヒガシ、む）