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『呉昌碩·児島虎次郎芸術伝承展』が上海で開催

2016年 6月 16日10:36 提供:東方ネット 編集者:兪静斐

「感謝の気持ちを忘れず、文化交流に力をつくす」

 呉昌碩記念館執行館長の呉越氏はインタビューに応じて次のように語った。「民間交流の歴史は100数年前に遡ります。1914年、当時33歳の児島虎次郎が王一亭氏の紹介で当時70歳の呉昌碩に出会ったのが始まりです。呉昌碩は日本から来た若手芸術家を歓迎し、熱心に指導しました。その後、児島氏はヨーロッパやアフリカで研修を重ねた後日本に戻り、有名な芸術家になったのです。今回は呉昌碩の指導を受けた数多くの作品が展示されていますが、中国の書法を西洋の油絵に融合した素晴らしい作品です。」

 「中国には60を一周期とする甲子という考え方があり、60周年はたいへんに縁起の良い年にあたります。友好協会の支持のもとで、現在の呉昌碩記念館はすでに上海の文化交流窓口という以上に、中国の、そして世界の交流窓口という役割を担っています。呉昌碩は日本の書道、篆刻に大きな影響を与えており、今でも日本の各地から毎年大勢の芸術家が、見学に訪れているのです。」

 「今の幸せの根源を忘れてはなりません。日中友好交流に貢献した先輩方、上海友好交流協会に対して常に感謝の気持ちを持っています。同じ漢字文化圏の日本だけでなく、アジア、アフリカ、アメリカなどからもたくさんの友人が来てくれます。文化の扉はすべての人に開いています。」