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第九回 上海初の遊園地体験記
2003 -7 - 10   10:52

                                     堺 浩二

 今上海で話題の浦東の「嘉年華」へ子どもと2人で行ってきた。子どもはまだ7歳だが、遊園地経験は豊富で、日本にいるときは、長期の休みになるとディズニーランドやユニバーサルスタジオなどを訪れ、子どもに手を引っ張られて遊びまわった。だから今回期間限定とはいえ、上海でジェットコースターに乗れると知った我が子は、私の貴重な休みの日曜日、嘉年華行きを約束させられた。

 暑さにやられるのを恐れて、夕食を済ませてから夜7時ごろに地下鉄の陸家嘴駅に降り立った。場所など知らなくても人の流れについていけば、カラフルなイルミネーションで彩られた嘉年華についた。近寄ってくるダフ屋を無視して、入場券(30元)を買うために並んだが、思ったほど行列もなく15分ほどで園内に入れた。入った途端目に飛び込んできたのは順番を待つ長蛇の列。子どもが一番好きそうなジェットコースター風の乗り物だったが、そこは後回しにして奥へと進んだ。多くの人が、我が子よりも背の高い巨大ぬいぐるみを抱えているので何かと思っていると、ダーツやビンゴ、輪投げなどのゲームのブースがたくさんあり、その景品としてぬいぐるみがもらえるのだった。ブースによりもらえるぬいぐるみが異なり、たまたま子どもの好きな熊のプーさんのぬいぐるみがもらえるところがあったので、そこのゲームに挑戦。バスケのボールをシュートするゲームだったのだが、一つも入らず見事に完敗。「お父さん、へたくそ!」といわれて早々にその場を離れた。

 歩みを進めつつ思ったことは、いろんなアミューズメントを狭い場所に詰め込みすぎだ。種類が豊富なのはいいが、乗り物と乗り物の間が狭くて、3メートルぐらいしかないところもあるから、ふと上を見上げると大きな機械が落ちてきそうで危険を感じる。メリーゴーランドのすぐそばに、高さ35メートルのところから急降下する乗り物があったりするのだ。保護者なしで子どもだけで遊ぶのはかなり不安だ。また、各乗り物の入口がわかりにくい。行列の最後尾が表示してないからどこに並べばいいのか探すのに一苦労だ。子どもの乗りたかったジェットコースターの行列の最後尾を探し当てて並んだものの、ちょっと前の人と隙間が開くと、後ろから割り込んでくるので油断できず、やっと自分たちの順番がきたときには、私も子どもも気分的に疲れていた。

  何はともあれ、遊園地で遊べて、子どもは満足そうだった。「また連れてきてね!」と言われたが、私はぐったり疲れきっており、「日本に帰ったときね。」とだけ応えました。

 
 
 

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