ある最新の研究によると、女性が中年に入った後、体重が減り続けると、痴呆症にかかる前期の兆候の可能性があるという。
この研究は米国ミネソタ州メーオ診療所のノフマン教授の指導で行われた。研究対象は2組に分けられ、1組は痴呆症にかかった女性で、もう一組は健康な女性である。研究者は、研究対象の過去30年間の年齢別体重状況を記録した。それを対照にして、40歳の時、2組の研究対象に体重で顕著な差がなかった。だが、60歳の時、女性の体重は顕著に変わった。つまり、痴呆症にかからない女性の体重は増加したが、痴呆症と診断された女性は体重が顕著に下落していた。
研究者によると、体重減少の原因は分らないが、閉経した後、エストロゲンの変化と関係があると見られる。同研究は、中年後、体重が減少し続ける女性を対象にして、痴呆症を早めに発見するための記憶テストをするようという医師に向けた意見を提供した。
(編集:曹 俊)
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