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風邪対策の究極の極意なり!
2003 -2 - 12   15:12 )

風邪には治療方法がない

風邪には医学的な治療方法というのはない。細菌に感染しての風邪の場合は、抗生物質の投与などがあるが、風邪の9割はウイルス性。そのウイルスを殺せる治療方法はない。結局は「きちんと休み」自分自身の身体がウイルスに打ち勝ってくれるのを待つ?応援するのが一番の「治し方」なのだ。そして日頃から免疫力のつく生活づくりをすることが、風邪にかからない?かかっても軽く済んだり、早く治せる方法となる。

風邪対策の基本は生活改善:

十分な睡眠  ほとんどの人が分かっていてもできない「十分な睡眠」をとるということ。とにかくこれが一番の決め手だ。忙しいときには「寝るのも惜しい」と思える。そして結局、風邪をひいてしまう人が多い。しかしほんとうに寝るのは「惜しい」のだろうか?
目にはハッキリ見えないけれど身体の中で、夜は免疫を高めるリンパ球が増えてくれる時。この時、身体が休んでいることが大切なのだ。せっかく無料の治療薬である免疫や抗体がたくさん作られる時に、その機能を使わず結局、具合が悪くなり、お金を出して風邪薬を買うことの方が「おしく」ないのだろうか?睡眠は、今一番おろそかにされている生活習慣だ。

温度・湿度  コントロールウイルスは高温・多湿に弱い。風邪をひいている人の場合、寒いと発熱は必要以上に進むので部屋は暖かくしよう。だからといって部屋を30度にも上げてしまうと、身体の方の抵抗力がなくなり良くない。最近は一年中エアコンで快適な生活がおくれる。しかし少しは寒さへの抵抗力を培わなければ、かえって自律神経が弱くなってしまう。しかもエアコンだけでは、乾燥が進む。冬は部屋を20〜25度にし、むしろ湿度の方を上げよう!部屋の湿度を上げる方が、薬を飲むよりも、よほど予防・回復にも有効だ。湿度が50%になると、ウイルスは約3%の生存率しかない。できれば加湿器を併用し、60〜80%にしよう。

バランスのとれた栄養を  忙しいと、栄養バランスがどうしても偏りがちになる。特に不足しがちなのが、食物繊維の多い食品やビタミン類。しかしよく知られているように風邪を治すにはやはりビタミンCが必要だ。ウイルスに荒らされた細胞の再生を1〜2週間で回復するように助ける。ただし、本格的な風邪の時には、通常の5〜10倍は必要となるので、とても食品からでは摂りきれない。ビタミン剤や健康補助食品に頼るのも良いだろう。特定保健用食品(トクホ)なら厚生労働省にも認められているので安心だ。
風邪といえばおかゆというイメージをお持ちの方も多いだろうが、極端に食欲が落ちている場合は、それで良いが、食べられるうちは、食べられるものを食べよう!意外にたんぱく質なども不足しやすいので、たまごを使ったものなどが良い。とにかく栄養のあるものを食べ、水分を十分に摂る。ただの水だけではなく、スープやヨーグルトなどもおススメ。
これらはかかる前も同様だ。特に忘れがちなのが冬の水分補給。湿度の嫌いなウイルスを水でやっつけよう!

冬も有酸素運動  もちろん風邪にかかる前の予防としてだが、普段からウォーキングなどの運動をおススメしたい。軽い有酸素運動は血行が良くなり、過剰な暖房に頼らずに身体を暖める能力をつけることができる。またウイルスを発見・撃退する白血球のパトロール回数が多くなるので、それだけ風邪にかかりにくくなる。ただしあまり激しい運動をすると、口呼吸になり、のどの奥にウイルスが取りつきやすくなるので、気をつけよう!あくまで無理のない範囲で試してみては?

手洗いとうがい  インフルエンザにかからないためには、やはり人込みは避けたいところ???。人が集まる所には、ウイルスも集まっているからだ。ウイルスがたくさんついていると思われるものは何だろうか?推定では、カラオケBOXのマイクが一番多いとされている。続いて、公衆電話の受話器、満員電車の吊革となっている。ならばそれらに触らなければ、大丈夫なのか?ということも残念ながらない。ウイルスは「いない場所はない」と言ってもよいほど、そこら中に存在しているのだ。しかし逆に、カラオケマイクに触ってしまっても大丈夫な方法がある。それには基本中の基本「手洗い」と「うがい」だ。空気中に浮遊しているウイルスが直接のどに感染する以上に多いのが、手についたものが口に入るというパターン。ならば口に入る前に手から洗い流してしまおう!

ストレスの解消  残業、身体の冷えなどで、身体に余計なストレスを与えない生活を作ろう!ストレスは自律神経を弱め、免疫力・抵抗力が低下する。これは身体だけのストレスではない。ココロのストレスでも、身体に影響がある。ある医師によると、張っていた気持ちが急に弛んでしまった時や、心が深く傷ついた時、ヒトは風邪にかかりやすい。もしかすると、あなたにも身に覚えがあるのでは?そんな時こそ、自分に優しくしよう。

マスク  まず風邪のウイルスの玄関口が鼻とのどだ。そこでウイルスを防ぎきれれば、全身が風邪になることはない。しかし冬は乾燥で、のどが痛んでしまう。なるべく口呼吸をしない、よく水分を摂って、のどを乾かさないなどする。そこでおススメがマスク!ウイルスは、ごく小さいものなので、マスクの繊維をラクに通りすぎることができる。それでもウイルスの侵入を約3割減らすことができる。既にかかってしまっている人の場合、せきやくしゃみで2〜3メートル先まで、10〜200万個ものウイルスをまき散らすことになるので、エチケットとして使いたい。更に良いのは、口や鼻が乾きにくくなることだ。「ちょっとマスクは恥ずかしい???」という方は、外出中にシュガーレスのアメやガムはどうだろう?だ液が出て、口が乾きにくくなる。もちろん、くしゃみをする時は口だけでなく鼻までハンカチでおおってしよう。

たばこ  喫煙者で毎年、風邪をひきやすいという人は、たばこの影響を疑った方が良いかもしれない。たばこは風邪ひきさんには厳禁だ!たばこ1〜2本でも大量のビタミンCが破壊され、のどの修復が大幅に遅れてしまう。そしてウイルスが取りついて大活躍している、のどの粘膜に対し刺激が強すぎる。悪くするとウイルスをやっつけきれず、肺炎ということもありうる。

 
 
 

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