ニュース 上海概観 生活情報 ビジネス情報 留学
 
トップページ>>生活情報>>医療>>日常生活でのご注意
 
冬、乾燥肌は皮膚炎につながりやすい!
2003 -1 - 20   15:58 )

 冬は肌がバリアフリー化しやすい。私たちの皮膚の表面は皮脂膜(皮脂と水分が混ざり合っている)でカバーされています。そのため、角質層の水分が蒸発するのを防いで潤いを保ったり、外からの刺激から守ってくれています。
 ところが、乾燥する冬になると、皮脂の分泌量が減り皮脂膜ができにくくなるのです(実際、角質層の水分は冬は夏の5分の1だともいわれています)。そのため、肌がバリアフリー状況になり、カサカサ肌になるだけでなく、外部からの刺激をもろに受けたり、アレルギー物質の侵入を受け皮膚炎を起こしたりするのです。皮脂の分泌は季節だけでなく、加齢によっても低下します。

 乾燥が原因で起こる肌のトラブルには、皮脂欠乏症湿疹(刺激物やアレルギー物質が触れて湿疹ができる)、手湿疹(洗剤などのせいで指の皮脂が失われるため、手指に湿疹ができる)、貨幣状湿疹(足の脛などに円形のかゆみを伴う湿疹ができる)などがあります。いずれも痒みを伴ったり、掻き崩して痛みがあったりするので、皮膚科を受診して治療する人が多いようです。

 単なる皮脂欠乏症(皮膚がカサカサして、白い粉が吹く状態)の段階なら、ちょっとしたケアで改善できます。特に気を遣いたいのは入浴時。カラスの行水ではなく、40度前後のお湯に、15分程度はつかりましょう。血行がよくなり肌の新陳代謝が活発になります。身体を洗うときには、ナイロンたわしやボディブラシを使ったゴシゴシ洗いをやめ、できれば手のひらで洗うか、柔らかいガーゼのような綿布を利用しましょう。石けんは低刺激のものをよく泡立てて。そして、入浴後は、身体をふいたらすぐに保湿剤を使いましょう。これだけで、ずいぶん改善されます。お試しください。

 
 
 

このウェブサイトの著作権は東方ウェブサイトにあります。掲載された文字や画像などの
無断転載は禁じられています
本ページにについてご意見やご感想はtoukou@eastday.comまでお送りください