龍華寺は上海の南西郊外にある上海最古の寺、三国時代の247年、呉の孫権が父を亡くした母を慰めるために建てられたと伝え、龍華寺の名前は龍華樹という植物の根元に弥勒悔薩を安置したところから付けられた。現在の建物は清に再建されたもの。寺内は古刹ならではの落ち着いた静けさ。
寺内には、弥勒殿、天王殿、大雄寶殿、三経殿、方丈室、蔵経楼と一直線に整然並ぶ。蔵経楼内には、貴重な経典とともに、明の万暦26年(1598年)に神宗皇帝から下賜された高さ2mの仏像が安置されている。
龍華寺の鐘も有名である。ここに置かれいている大銅鐘は高さ2m、重さ6500tある。鳴り響く鐘の音は数キロ先まで聞こえる。「龍華晩鐘」と称えられている。
龍華寺のシンポルは道の向こうにある龍華塔、宋代に再建されたもの、木とレンカてできた高さ40メートル、7層8角1000年余りの歴史をもつ、今も昔と変わらぬ美しいさが保されている。塔の上からは上海市街や黄浦江が一望できるが、残念ながら今登ることが禁止されている。
三経殿の東に牡丹園があり、樹齢100年を超す牡丹が春に一斉開花の時に、見事な景色である。
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