5万トンクラスの遠洋航海用船舶・「金洲」号が14日、徐々に南京港第四会社の埠頭に接岸した。同船は数日後、6社の取引先の3.6万トンの鋼材を載せてスペインのビルバオ、ドイツのハンブルク、ベルギーのアントワープなどヨーロッパの大きな港に赴く。南京港が初めてヨーロッパへの貨物輸送定期船路線を開通したものであるという。
南京港は現在、揚子江での主要な鋼鉄対外貿易の輸出ルートになり、鋼鉄類の供給源は2003年の65万トンから2006年の200万トンに増加し、今年中に280万トンに増える見込みである。遠洋航海用船舶は、もともとの1カ月に数10便から現在の50便以上に増加し、供給源もかつての日本、韓国市場から現在のシンガポール、ベトナムなどの東南アジア市場に発展して来て、さらにこの基礎の上に中東、オーストラリア、アフリカ、ヨーロッパ、アメリカなど地域の市場を開発した。今回のヨーロッパへの定期船路線の開通は、南京港がすでに国際的な港としての地位を得たことを示している。
(編集:高冠毅)
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