一枚のグリーティングカードが原因で14歳の女子中学生が失明した事故を巡る損害賠償訴訟で和解が成立した。
事故が起きたのは2001年11月26日昼頃。江蘇省無錫市の中学の1年生クラスで、生徒の1人ががい骨が飛びだす仕掛けのグリーティングカードを開いたところ、周囲にいた生徒の1人が驚きの余り悲鳴を上げながら急に振り返り、手に持っていた削ったばかりの鉛筆が別の生徒の左目に刺さった。この悲劇で生徒の左目は失明した。
損害賠償訴訟では、鉛筆を刺した生徒のほか、カードを持ち込んだ生徒や学校側も被告席に立ち、裁判所による調停が進められた結果、被告が被害者に賠償金4万5千元を支払うことで7日に和解が成立した。
裁判所は問題のカードを学校に持ち込んだ生徒にも法律上の責任があると判断し、鉛筆を刺した生徒が賠償責任の70%、カードを持ち込んだ生徒が残る30%を負うことで決着した。
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