中国大陸のB株や香港のH株、レッドチップなど、もはや日本で定着した感のある中国株。北京五輪や上海万博を間近に控え、今後も中国の成長は急速に伸びると期待されており、日本の投資家の中国株への注目度は増すばかりである。
今後は、中国経済の国際化に伴い、本土市場の上海と深セン、A株とB株のそれぞれの統合、いわゆるメインボード一本化及び新興企業向け株式市場「創業板」創設などなど、中長期的に中国株を中心とした大きな変動が予想されている。これまでに「創業板」の前段階とされる「中小企業ボード」が深セン証券取引所で設立され、A株とB株の統合を目指す企業も現れており、すでに変動への一歩が踏み出されているといえるだろう。
市場経済化が今後ますます進んでいくであろう中国において、株式市場が今後あらゆる面で重要なバロメーターとなることは間違いなく、中国社会を知るための重要なファクターとしての中国株式市場も見逃せない。
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