上海市の郊外の耕地は広く、全市の57%の面積を占める。崇明、南匯一帯の利用可能の河と海の砂浜は87万ムーに達する。農業の現代化水準が比較的に高く、機械によっと耕作し、機械によって灌漑する面積は其々耕地総面積の90%以上と99%に達する。合計89%の耕地が旱魃、洪水が発生しても高い収穫量を保つことができる。栽培業の生産額は農業の生産総額の43%を占め、食糧作物を主としている。水稲と麦(小麦、オオムギ、はだか麦)の生産量が食糧総生産量の74%と24%を占め、経済作物は綿花、油菜が主だ。牧畜業の生産総額は上海郊外の農業生産総額の45%を占め、チベット、青海、北京に継いで四位を占める。
都市部への供給を保証するために副食品基地の建設を速めて、全市の野菜、新鮮牛乳、淡水魚等は既にほとんど自給することができる。長江のヒラコノシロ、淀山湖の大閘蟹(上海蟹)も有名だ。
また、珍珠、キノコ、椎茸、ミンク、長毛兔等の農副産品、畜産品の輸出基地も建設してある。漁業が上海市の農業で占める割合は福建、浙江、広東、海南、山東に継いで12.5%に達した。遠洋漁業の発展をも急いでいる。
|