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中国における日本の本当の存在 (四)
2008 -5 - 17 11:11

二つの異なった文明

 1976年来、中国における日本の存在はどこにでもある。しかし、中国にとって、日本はまだ最も熟知していない国である。中国の新興階級は、価値観と生活様式で、アメリカ人と深く知り合っても、日本人との付き合いは順調ではない。

 「多くの人は皆、中国人と日本人が比較的に近いと思う」。中国人民大学哲学部助教授の李萍氏はかつてメディアにこう言った。「実際には、中国人と日本人の相似の程度は、はるかに中国人とアメリカ人の相似の程度より低い。中国と日本の相似は、はるかに私達が想像したより少ないのである」。

 この点について、ファッション雑誌『安25ans』編集長集の宋娟さんは、とても共鳴していて、「私達はアメリカ人とよく似ていて、良く知り合っている。でも、日本人は中国人と特別に異なっている」と言った。

 宋さんは従業員達に、自分が過去7年間に大いに利益を受けた日本の勤労方式を紹介した。各種の細い点を強調した流れを広め、計画、操作規格を表し、自分も煩わしさを感じたこともあった。雑誌の運営は、ここから値打ちがある喜びの秩序を形成した。でも、2カ月ごとに日本に雑誌の表紙を撮影に行った際、中日交流の中で最も困難な面を回避することができない。『安25ans』は、日本ファッション業界で人を雇った。「しかし、私は永遠にボスの感じがない。本人と付き合って、時に死ぬほど頭に来た」と言う。

  2008年1月、日本での「規則正しくきちんとしている」撮影現場で――国内では「混乱を極め」たものである。――宋さんは最初に写真を選んだ。事後、これが誤りだと証明された。宋さんが帰国した後に1枚替えるよう要求した時、意外に、それまでずっとやさしかった日本の撮影技師は怒り、写真を替えることを拒絶し、宋さんになぜ信用を重んじないのかと言い、もう協力しないと言った。

  Benedict氏の『菊と刀』の中で、中国文化と日本文化は区別された。Huntington氏の『文明の衝突』の中でも、中国と日本は完全に異なっている二つの文明を描いた。

 しかし、中国のアニメ・漫画界が日本のような業績をもたらすか。これは普通の若い劉美玉さんも分かる道理である。「私達と日本人は異なっている」。

 中国における日本文化の存在は、もっと多くの潜在価値が数10億ドルの商売を意味する。日本国内で、ピカチュウの著作権の価値は1000億円に達した。2006年、日本のアニメ・漫画産業の市場の総括的な規模は、すでに2兆円に達し、日本GDPの10パーセント以上を占め、すでに日本の3大産業になった。もし中国の少年が買った『ピカチュウ』の正式版のゲームソフトの購買率が日本と同じなら、中国の販売量は驚異的な1500万セットに達する。日本の文化産業にとって、知的所有権保護水準が国際水準を達成したならば、中国は尽きない金鉱である。

(実習編集 宣少一)

 
 
 

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