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中国における日本の本当の存在 (三)
2008 -5 - 17 11:02

排斥することができない日本

 今のところ、断固として日本製商品を排斥する人は無限に近い困難に遭うかもしれない。「日本製のもの」は、人々が通常知っている自動車と電子製品だけではなく、鉄鋼、繊維などの日本の輸出製品は無数の中国の建物に隠れて、日本の化学製品はどこにもあって、日本製の医療器械は、ほとんどの中国の病院の必要品である。日本の中国政府のための開発援助(ODA)の面から言うと、徹底的に日本製のものを排斥する人は、北京−九龍線、北京の地下鉄と首都国際空港を使うことができないのである。

 日本大使館の提供データによると、2004年度までの期限でも、同計画(ODA)は、中国のために無償資金約1457億円の援助を提供し、約65億元で、技術協力の約83億元、有償資金は約1651億元を援助した。

 井出氏は、完全に排斥は無理だと信じている。日本製を排斥する人者は、携帯電話を使えないのである。「いかなるメーカーの携帯電話、中国であれ、スウェーデンであれ、米国であれ、また韓国であれ、すべて日本製の部品がある」と言った。

 「携帯電話」という言葉も日本語からだ。極端な民族主義者が最もまずい事は、いつも憤怒して中日の「歴史問題」を話す時、知らず知らずのうちに「日本製のもの」を使った――「歴史」という言葉は、同様に日本語から来たものである。

 現代中国語の中、日本語から来た語彙はそれほど多く、そのうち中国のそれぞれ時代の最も流行した語彙もある。「共産主義」から「経済学」までがそうなのだ。排斥者たちの困難のより多くの点は、文化面の理由である。

 毎朝、中国の多くのレストランの従業員はいずれも列に並んで拍手して、一斉に企業のスローガンを叫ぶ。この習慣も日本企業から来たものだ。道路で、人々は前の乗用車の後部のポスターに書いてある文句を見る。「熊出没、注意」。それは熊が多い北海道で作られたものである。ワトソンズは香港のブランドでも、その経営理念は完全に日本の「ドラッグ化粧店」を見習い、きれいな瓶の中は、中国の都市の女性の防ぐことのできない日本式の風格である。夜、排斥者がテレビを点ける時――もちろん国産のブランド――いくつかの中国企業が、愛国主義の広告の言葉を使っているのを見る。「産業報国」。これも松下電器会社によるものである。

 日本企業は、経営管理面で中国企業の困難な時期に援助した。しかし、中国で広く行き渡ったのはそう長くはない。国家のエリートとして中国の新しい階層は、素早く注意を向けた。1990年後の経済の新世界の中で、アメリカ式の創造的な精神は、日本式の心から教戒より成功を収め、商業の偶像は、その後Jack WelchとSteve Jobsとなった。

 日本はもう中国の教師ではないのか経済生活の細い点では、この点を支持することはできない。北京西単の無印良品の店の中で、中国の顧客は日本製のハンガーの上の小さい孔を見ると、「顧客のために、異なった方向で衣服を掛ける必要性から作ったのは、正に日本人に違いない」。ひっそりと嘆息する。

(実習編集 宣少一)

 
 
 

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