(作者:王嵎生)
安倍首相の就任以来の言行と中国訪問の際の態度表明が示していることは、安倍氏が既に小泉前首相との距離を開けたことである。安倍氏はおそらく教訓を吸収して、勢趨を見て政策を決め良い局面を開いて、国内の民意に適応し、自らの地位を安定させ、同時にアメリカともうまくやっている。
最近、国内外の多くの人には希望があり、安倍氏が「日本のニクソン」あるいは「日本のブラント」になることができるのではないかということだ。今、時代は違っている。安倍氏は「大きな戦略」的視点のある政治家になることができ、鍵は平和と発展する時代のテーマをはっきり見分けることができるかどうかにあって、冷戦思想のたぐいの理念を排除し、平和友好と相互利益提携,共同発展の外交方針を遂行することである。安倍氏の父親が日本の外相だった間、中日友好にとって利益となる多くのことをなし、安倍氏は若い時は、父親の政治秘書であった。この伝統をうまく引き継ぎ、日本国民の重大な付託とアジア各国の期待に背かないように願うものである。
(筆者は中国国際問題研究・学術交流基金会の常務理事で、,中国の前APEC高官である)
(実習編集:周生傑)
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