王毅氏が安倍晋三氏と対話
3日午前、「東京―北京フォーラム」の「第三外交」部会で、中国の駐日大使・王毅氏が日本の官房長官・安倍晋三氏と対話した。
安倍氏はまず挨拶して、このほど発表された中日関係の民間アンケート結果について、両国人民がお互いにマイナスと思う感じが増えていることに警戒する必要があり、両国の共同の利益を拡大することが鍵になるとした。安倍氏が発言台を降りた後、王毅氏が発言台に上がって挨拶し、両国関係をできるだけ早く膠着した局面から抜け出させるために、双方はお互いの信頼を回復させ、政治の困難を克服するべきである。中国は、日本側が賢明な判断をし、それによって善意の対応ができることを願うとした。
王氏が発言台を降りた後、一つの興味ある場面があった。王氏はまず安倍氏と握手し、それから外務副大臣の塩崎恭久氏と握手し、最後にフォーラム主催者と握手した。塩崎氏は今回のフォーラムを極めて重視し、翌4日に再び会場に来てそして発言を行った。
専門家の間で自民党次期総裁そして次期首相の呼び声が最も高い安倍氏にとって、王毅氏が言った「善意の対応」は、安倍氏に明らかに政治情報を伝えたことであり、さらに歴史的な約束を伝えたのである。安倍氏が参拝を諦めさえすれば、中日関係は友好な時期を迎える可能性があるということだ。
安倍氏は「東京―北京フォーラム」で挨拶した時、特に中日両国の関係の処理について、政経分離を強調した。
安倍氏の挨拶について、全国政治協商会議香港マカオ台湾副主任の唐聞生氏によると、「政冷」の状況はあるが、中日の経済関係はまだ達成すべき高度に達成してないという。唐氏はまた例をあげて、日本の鉄道技術は優れており、中日間の政治関係が好転すれば、両国は鉄道建設などの面での協力の空間がもっと広くなるという。
(実習編集:周生傑 作者:劉廸)
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