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中日外相が2度目の「象徴的」会談 (下)
2006 -8 - 14 11:15

  小泉氏はすでに、9月に自民党総裁・首相の職務を辞めることに決めている。自民党の幹部たちは「小泉後任」を争うことになる。今回の総裁選挙に立候補を表明した谷垣禎一氏は、自分が当選したら靖国神社に参拝しない、中国・韓国と関係を改善すると言った。アナリストは、この表明と谷垣氏がこれまで小泉氏の参拝を批判してきた一貫した態度は一致しているとしている。

  人気の高い候補者の一人、前官房長官の福田康夫氏はすでに7月21日、立候補しないことを宣言した。現在の競争は、現職の内閣官房長官・安倍晋三氏、麻生氏と谷垣氏の間で展開されると見られている。安倍氏と麻生氏は、まだ明確に立候補を宣言していない。日本の世論調査によると、安倍氏が最も力強い候補者だ。アナリストによると、北朝鮮がミサイルを試射した問題などで、東アジア情勢を激化させたら、立場の強硬な安倍はもっと多い支持を獲得する可能性があるという。

  梁雲祥氏の分析によると、現在の情況で安倍氏と麻生氏が立候補した場合、谷垣氏のように靖国神社に参拝しない事を表明する可能性は少ない。この二人はかつて小泉氏の参拝を支持し、総裁に当選した後も参拝を続けるとしているからだ。

  公約を破る政治のリスクを冒すことはできない。しかし、当面の情勢にかんがみて、安倍氏と麻生氏は曖昧にこの問題を処理する可能性があるという。

  日本は靖国神社参拝の問題によって、中国と韓国に長期にわたる反対を受けた。梁氏によると、日本の昭和天皇は、靖国神社がA級戦犯を合祀していることに対し不満に思っていたことが明らかになり、さらに同盟国・米国からも一部で反対の声がある。例えば米国下院外交委員会議長のハイド氏は、小泉氏の参拝に対して強い不満を示した。同時に、日本国内で参拝に反対する人はますます多くなった。この大きな環境の中で、ほとんどの自民党幹部は、参拝を明らかに表明しない可能性があるという。

  「日本の政界の変動に対して、中国の政策はただ待つだけだ」。梁氏によると、誰が当選しても、全体的に言えば、中日関係に重大な変化は現れないという。

(実習編集:周生傑)

 
 
 

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