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中日外相が2度目の「象徴的」会談(上)
2006 -8 - 10 13:08

  中日関係に暗雲がたちこめている環境の中、7月27日に中国外交部部長・李肇星氏と日本の外務大臣・麻生太郎氏が「アセアン10+3」外相会議に際して、再び会談した。

  同じ日、日本の後継首相を争う自民党総裁選挙が正式に幕を開けた。財務大臣・谷垣禎一氏は初めて正式に立候補を宣言したのだ。日本の国内政局の変動は、9月の総裁選が近づくにつれ、中日関係が新しい段階に踏み出すようになる。

  日本の首相・小泉純一郎氏の靖国神社参拝の問題によって、中日の首脳会談は凍結している。外相の間では、今度の会談は中日両国にとって今年2回目の会談で、前回は5月にカタールの首都ドーハ開かれたアジア協力対話(ACD)の第5回外相会議に参加した時に行われた。李氏が強調したのは中日関係の重要性はすでに2国間の範疇を超えており、双方は中日関係の政治膠着状態を打ち破るためにたゆまぬ努力をするべきだということだった。

  北京大学国際関係学院教授の梁雲祥氏の分析によると、それまでと同じように多国間会議の機会を契機に会談をしたもので、会談の意義は象徴的なもので、具体的問題の突破を難しく、ただ緩和の雰囲気をもたらしただけだという。

  麻生氏は小泉氏の後任候補の一人だと思われている。以前、中国は会談の中で麻生氏を中国に招待すると予測されていたが、李氏は招待しなかった。前回、中国を訪問した日本の外相は2005年4月の町村信孝氏だ。分析専門家によると、中国が麻生氏を中国に招待するとしたら、8月末に決めるだろうと見ている。

(実習編集:周生傑  作者:劉波)

 
 
 

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