上海万博と揚子江デルタ地区の６都市が、テーマフォーラムの共催協議に調印

楊雄氏が、揚子江デルタ地区６都市の代表と会見

挨拶する上海万博執行委員会専任副主任の鐘燕群女史

　上海万博組織者が１１日、中国２０１０年上海万博フォーラムの全体案を発表した。また、上海万博執行委員会と揚子江デルタ地区の６都市が協力協議に調印し、万博テーマフォーラムの共催を正式に決めた。上海万博会期中の６回の万博テーマフォーラムは、南京・蘇州・無錫・杭州・寧波と紹興で開催される。

　上海市委員会常務委員・常務副市長・上海万博執行委員会常務副主任の楊雄氏、上海万博執行委員会専任副主任の鐘燕群女史、上海市政府副秘書長・上海万博局長の洪浩氏、上海万博局副局長の朱咏雷氏らが調印式に出席した。洪氏は上海万博局を代表して、南京・蘇州・無錫・杭州・寧波と紹興の代表と協力協議に調印した。

　上海万博組織者が２００５年にBIEに提出した登記報告の内容によると、上海万博のフォーラムは、サミットと六つのテーマフォーラムと若干の大衆フォーラムに分けられる。

　都市化に進んでいくうちに、人類は多くの課題と挑戦に直面している。現在、半数の世界人口が都市に住んでいるが、これからの２０年で６０％の世界人口がシティズンになる見込みだ。それをバックグラウンドにして、上海万博組織者はフォーラムを通じて、経済・文化・環境・社会と科学技術など分野で、現在の世界の都市発展と関わる一連の課題を深く検討し、実行可能な解決策を提供する。原則として、同フォーラムは月に1回開かれ、いずれのフォーラムも核心議題を巡って展開する。

（編集：曹　俊）