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新浪(sina)と分衆の合併:3人の上海男の「暗闘」
2008 -12 - 26 15:44

 中国のIT業界にとって、2008年は平凡でいられない年となった。2008年のカウントダウンに入ったばかりで、新浪は分衆マスコミとあり得ない合併「任務」を完成させ、新会社の前景を議論している間に、復星国際の突然「殺到」で、市場はさらに混乱した。今回の合併は、江南春氏の「二股」か、それとも郭広昌氏の「予想が的確」か。郭氏は陳天橋氏の覆轍を踏むかどうか、これらは現在、業界で一番の注目の的である。  

江南春氏の「二股」 

 22日、業界の驚きの中で、新浪は分衆マスコミと両者協議を達成し、新浪が分衆に属するアウトデジタル広告業務を合併する、と発表した。これは中国の同業界が成立後、最大の合併で、新浪もインターネットマスコミから中国最大の広告会社となる。ここ数年、江氏は業界内の大きな買収をしてきたことは事実だが、今回、新浪に買収されたことは、業界に大きなショックを与えた。しかし、今回の合併の細かい所を分析すれば、江氏の「二股」戦略が見える。協議によって、新浪は4700株を追加発行し、分衆マスコミに属する分衆ビルテレビ、フレーム広告とスーパーマーケット広告などの業務の関係資産を買い受けた。分衆は、そのインターネット広告・映画館広告と伝統的な室外広告看板業務を保留し、その中には現在の注目の焦点である好耶(allyes)広告ネット会社がある。以前、好耶をグーグル・マイクロソフトら潜在買主に売り出すという報道があった。今回の協議は、好耶に波及しないことから、江氏がこの業務には、さらなる配慮が見られる。  

3人の上海男の「暗闘」   

 世界金融危機を背景に、今回の合併は市場を驚かせた。しかし、また新たな波が出てきた。今回の買収が完全に終了しないうちに、新しい力が入ってきた。23日、復星国際有限会社が11月17日―12月22日の間に、1.5億ドル(約11.7億香港ドル)で、ナスダック市場の1727万の分衆マスコミ株を購入し、かつ分衆マスコミの筆頭株主になる可能性がある。そして、追加発行後の新浪総株の約5%を購入したという。    

 混乱している合併以外でも、面白い現象がある。曹氏、江氏、郭氏とも上海男である。曹氏と江氏は、上海生まれの男性で、郭氏は、戸籍上は浙江東陽人だが、上海で復星グループを創業し、上海男とも呼ばれる。3人の上海男の今回の合併での「暗闘」は、必ず、中国インターネットの発展に深遠な影響を生むに違いない。  

誰が最後に笑えるのか 

 表面的に見れば、江氏は現在の勝者である。技術がないため、室外広告メディアは、「深く、利益を多方面と関わる」業界となった。今回、江氏はこの業務を新浪に「投げ捨て」、大きな負担を卸すに相違ない。  

 前景で、最もはっきりしていない郭氏も、実際的には、攻めも守備もできる。業界のキャリアアナリストは、2級市場を通じて、復星国際が分衆の株を買い付けたのは、とても頭の良い手段と語った。もし、新浪の買収が不成功の場合、復星も引き続き2級市場で株を購入でき、たとえ、買収に成功した場合も、2級市場の先物介入で差益を獲得でき、またさらなる買いで、新浪を動かして、かつ新メディア領域に入るチャンスもうかがえる、と分析する。   

 実は、現在、一番中途半端なのは曹氏である。表面的に一番派手な新浪であるが、2年目、分衆マスコミの株価は60ドルに達した時、分衆マスコミは株交換の方式で新浪を買い付けるとの噂があった。しかし、2008年に入って以来、同社の株価は下降する一方で、最低は6ドルまで下がった。このため、新浪は、合併の買主となった。しかし、一時的に派手過ぎたため、曹氏が室外広告業務の構成調整以外に、郭氏の次の行動も注意すべきだ。2005年、新浪は「毒丸計画」で、新浪理事会に「虎視眈々」だった盛大を撃退したが、今回の郭氏は、攻めも守備もできる姿勢で、次はどうするのかは、新浪全体にとっても大いに大切だという。

(編集:兪靜斐)

 
 
 

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