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マイクロソフトが全力で海賊版を取り締まり 将来は家庭内ユーザーを主戦場に
2008 -12 - 13 9:15

 マイクロソフトはWindowsVista、Office2007家庭と学生版値下げに続いて、WindowsXP家庭版の販売価格も960元から399元にダウンした。これで、1年間に、同社の中国の家庭ユーザー向けのソフト商品の販売価格は50%以上のダウンとなった。11日、関係者は、同社のこうした行動は、中国市場での「最終段階」に突入し、将来は家庭内ユーザーが、海賊版取り締まりの主戦場となると語った。

「ブラックスクリーン」後は、大幅の値下げ

 海賊版のユーザーが、「ブラックスクリーン」に悩んでいる時、同社は8日、WindowsXPシステムの中国語家庭版の販売価格を値下げする発表し、960元から399元にダウンした。これはWindowsVista、Office2007の家庭版と学生版の価格値下げに続いて、同社の再値下げである。同社副総裁?大中華区理事長CEOの梁念堅氏は、今回の値下げについて「中国で日々増えている正式版の需要を満足させるため」と語った。また値下げと同社の正式版認証計画(ブラックスクリーン)とは関係がないということを、明白に強調した。

 関係者は、こうした行動は、同社の中国地区の海賊版取締の重点が、企業ユーザーから個人ユーザーに移ってきたことを示すものだ、と語った。

「人参と棒」で正式版を普及

 神州デジタル責任者の倪永伸氏は、「トマト畑の討伐」「ブラックスクリーン」、そして「大幅の値下げ」。こうして、同社の中国個人ユーザーへの経営思想を明らかにし、「まずはブラックスクリーンで、海賊版のユーザーを悩ませ、それからWindowsXP家庭版、Office家庭版と学生版などソフトの価格を値下げし、個人ユーザーの購入を奨励するという、このようなマーケティング手段は実に明らか」と語った。

 アナリストは、これら一連の行動から、すでに家庭ユーザーで正式版の普及の動きが見られると語った。「これまでの不適当な価格政策に影響され、正式版ソフトはユーザーの中で高価消費の代名詞となり、現在の価格政策は揺れているとはいえ、まだ多数の消費者は正式版に誤解を持ち、同社の普及への道はまだ遠い」と語った。                     

(編集:兪静斐)

 
 
 

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